医療問題(YouTube)

タミフル、科学的根拠のない厚生労働省

 前回も書きましたが、タミフルに関しての厚生労働省の発表は科学的根拠にかけたものばかりですね。科学的に物事を考える習慣のないアバウトな文系の人間(キャリア)が牛耳っているため、このような弊害が出ているのでしょう。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070325-00000001-yom-soci&kz=soci

タミフル、10歳未満も幻覚など81件…中外製薬報告
3月25日6時20分配信 読売新聞

 インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、厚生労働省が現時点で使用中止を指示していない10歳未満の子供についても、精神・神経系の障害を起こしたという報告が、2006年3月までの2年間で81件あったことが24日わかった。

 このうち18件は、体を激しく動かすなどの「異常行動」として製薬会社から報告されていた。厚労省は、すべての報告事例について、改めて精査したいとしている。

 この報告は、タミフルの輸入・販売元の「中外製薬」(東京都)から、厚労省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に、タミフルによる副作用の疑いがあるとして出されたもの。それによると、04年4月〜06年3月に報告された10歳未満の精神・神経系障害は81件で、「幻覚」や、意識が混乱して、言動がおかしくなる「せん妄」が各14件含まれていた。1人に複数の症状が出たケースもあり、実際の患者数は65人程度とみられる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000301-yom-soci

インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り
3月23日3時7分配信 読売新聞


 西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。

 主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。

 病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。

 タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。このケースは来月、厚労省研究班会議で報告される予定。
タグ:タミフル
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利益が危険性を上回る、タミフル使用

 海外の方が科学的判断を示していますね。タミフルの処方を中止させるなら、「インフルエンザにタミフルを使わなかったときの死亡率が何人に一人、タミフルを使ったときの死亡率が何人に一人あり、あきらかにタミフルの副作用の方が有用性を上回る」という科学的な説明をするべきだと思いますね。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000225-jij-int


「利益が危険性を上回る」=タミフル使用で見解−欧州当局
3月24日0時1分配信 時事通信

 【ロンドン23日時事】欧州医薬品審査庁の医薬品委員会は23日、インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動が相次いで報告されている問題に関し、適切な指示の下で使用されれば「利益が危険性を上回る」との見解を発表した。

 声明文によると、日本で指摘されたタミフルと精神・神経症状の関係について、同庁は安全検査を実施。その結果「タミフルに関し、精神・神経症状も含めた安全情報について引き続き注意深く監視する。さらなる懸念があれば対応策を取る」と指摘したが、現時点での具体的な措置は見送った。
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厚労省は、やはりおかしい連中の集まり

 インフルエンザの流行期では、今まで毎年50 〜200 人のインフルエンザ脳炎・脳症患者を生じ、そのうち約10〜30%が死亡していた。ところが、今回、12歳の男児の転落事故が2件あり、因果関係もはっきりしないのに、タミフルの処方を中止させるという。要は国民の生命よりもマスコミの評判の方が大事ということなのだろう。その無知さ加減と無責任体質に、ただただあきれるのみです。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000000-san-soci&kz=soci


10代へのタミフル処方中止 厚労省、異常行動続発で指示
3月21日8時1分配信 産経新聞

 厚生労働省は20日、インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後、12歳の男児の転落事故が2件相次いだと発表した。2人は足の骨を折るなどのけがを負った。厚生労働省は同日、同薬輸入販売元「中外製薬」に対し、10代の患者については原則として中止するよう、医療機関に警告することを指示した。

 10代の異常行動は2月以降計4件となり、「因果関係は明白ではないものの、注意喚起を呼び掛ける必要がある」と判断、緊急指示となった。

 厚労省によると、今月18日、インフルエンザと診断された12歳の男児がタミフルを服用して就寝、約30分後に突然2階に駆け上がった。一度は母親が連れ戻したが、再び2階に駆け上がって飛び降りた。男児は右足のかかとを骨折した。

 また2月8日に2階から飛び降りた12歳の男児は、前日の昼と夜にタミフルを服用。夜中外に飛び出したが父親は気づいて家の中に入れた。直後に2階に駆け上がって窓を開けて飛び降りた。男児は右ひざを骨折した。

 2件の事故を受けて厚労省は、タミフルの添付文書に「10歳以上の未成年患者においては、因果関係は不明であるが、服用後に異常行動を発現し、転落などの事故の例が報告されている」「ハイリスク患者と判断される場合を除いて、原則として使用を差し控えること」と、処方中止を記載するよう求めている。

 タミフルをめぐっては2月、愛知県蒲郡市と仙台市で、服用した中学生がマンションから相次いで転落死。厚労省は異常行動の恐れがあることを、患者や家族に説明するよう医療関係者に文書で呼び掛けていた。

 ただ、因果関係に否定的な立場を取り、これまで注意喚起にとどめていた。

5年で430病院が救急指定返上

 この記事には、笑わせてもらった。「前小泉首相と厚生労働省は、全国の病院の数を10年以内に半分にする。開業医も半分以上は廃業してもらう。」と宣言し、日本中の医師や医師会が反対したのに、医療改革という名前で改悪を推し進め、マスコミもそれを応援するために、医者パッシングを繰り返してきたくせに、今さら何を書いているのやら。頭を勝ち割って中身を見てみたいもんだ。おがくずでも詰まっているのだろう。イギリスの例を以前に上げたが、崩壊し始めた医療制度を立て直すのは不可能だ。10年以内に前小泉首相が狙ったように医療制度は崩壊、一般国民の平均寿命はアメリカ並みに下がり、年金制度も医療制度も復活。また厚労省キャリアがうまい汁を吸える制度になるのだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000001-yom-soci

勤務医不足深刻、5年で430病院が救急指定返上
3月20日3時13分配信 読売新聞

勤務医不足深刻、5年で430病院が救急指定返上
3月20日3時13分配信 読売新聞


 全国の「救急告示医療施設」(救急病院)の総数が過去5年間で「医師不足」などを理由に1割近く減っていることが、読売新聞の緊急自治体アンケートでわかった。

 減少傾向には歯止めがかかっておらず、いざという時に患者の受け入れ病院がなかなか見つからないなど、救急体制の危機が深刻化している実態が浮き彫りになった。

 読売新聞が全国47都道府県を対象に、救急体制について聞いたところ、2001年3月末に全国で5076施設あった救急告示医療施設が06年3月末までに約8・5%に当たる432施設減少し、4644施設になっていた。今年度に入っても減少傾向は変わらず、38都道府県の121施設が救急告示(救急医療施設の指定)を撤回、または撤回する予定だ。
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急性カタル性上気道炎(かぜ症候群)

■定義


 急性カタル性上気道炎(かぜ症候群)は,多種類の病原による上気道のカタル性炎症の総称であり,鼻閉,鼻汁,咽頭発赤,発熱などを主徴とし,主に急性鼻炎や咽頭炎の形を取る急性呼吸器感染症である.多くは全身症状が軽微で予後もよく,2〜5日程度で改善するが,乳幼児や高齢者,重篤基礎疾患保有例では,種々の合併症を併発して予後が不良となる例が時にみられる.年間を通じてみられるが,秋〜冬に流行が多い.誘因として,個体の条件(免疫不全,脱水,疲労,飲酒,喫煙など)や環境の変化(乾燥,寒冷)が重要である.




■病原体


 病原の90%前後をウイルスが占める.ライノウイルスが最も多いが,判明しているだけで113以上もの血清型があり,流行を起こしやすいものは限られている.ライノウイルスは,ピコルナウイルスに属し,単鎖RNAで,鼻あるいは目に侵入し定着する.線毛運動によりアデノイドに移行し,リンパ上皮細胞のICAM−1(CD54)分子を介して感染する.最適の増殖温度は33−35℃なので,上気道での増殖に限られる.潜伏時間は8−12時間ときわめて短く,平均有病期間は1週間である.症状はくしゃみ,鼻汁,鼻閉,咽頭痛,喉のかゆみ,嗄声,咳,頭痛,筋肉痛,倦怠感,熱感,寒気などである.インフルエンザに比べ,全身症状や咳は軽い.また副鼻腔炎の合併頻度が高く,炎症性サイトカイン(IL-1,IL-6,IL-8)の産生も鼻汁で認められる.


 次いでコロナウイルスが多い.エンテロウイルスに含まれるコクサッキーウイルスA,B群やエコーウイルスも多く,次いでアデノウイルスやRSウイルスも多い.ウイルス以外では,肺炎マイコプラズマ,肺炎クラミジア,細菌による.




■頻度
内科領域の日常臨床では最多,冬期間に多い.
80%以上はウイルスによる.ほぼ,ライノウイルス,コロナウイルス,コクサッキーウイルス,エコーウイルス,アデノウイルス,RSウイルス(RSV)の順で多い.マイコプラズマ,クラミジア,細菌も一部関与する.




■病態


 他の患者からの飛沫感染により,ウイルスが上気道の粘膜上皮細胞に付着,侵入,増殖して感染が成立する.上皮細胞は変性・脱落・壊死し,二次感染細菌が付着しやすくなる.

 低温・低湿の条件が揃うと感染が成立しやすいが,エンテロウイルスのように夏かぜを起こすものもある.

 ライノウイルスやコロナウイルスは主に上気道粘膜の線毛を侵し,これが脱落すると,一般細菌が付着しやすく,細菌二次感染が成立しやすくなる.

 アデノウイルス3型は結膜にも急性炎症を起こしやすく,エンテロウイルスはヘルパンギナや手足口病,無菌性髄膜炎,発疹,軽い麻痺症,眼感染,下痢症などを起こしやすい.

 RSウイルスやパラインフルエンザウイルスは下気道を侵しやすく,乳幼児に重症の細気管支炎や肺炎を起こすことがある




■臨床症状


1.普通感冒(common cold)

 臨床症状は,起因ウイルスが異なっても似通っており,鼻炎症状が緩徐に発現,鼻咽頭不快感・乾燥感,くしゃみ,鼻閉,水様鼻汁が分泌される.

 ライノウイルスやコロナウイルスによる感染ではこれらの症状が2〜3日出現するのみで無熱の例が多く,発熱も37℃台にとどまる.しかし,乳幼児や高齢者では重症化する例もあるので,注意を要する.

 夏かぜのエンテロウイルスでは腸管症状がみられたり,臨床症状・所見も多彩なので,他の感染症との鑑別に留意したい.

 アデノウイルスでは鼻炎にとどまらず,咽頭・喉頭炎,ヘルパンギナ,さらに下気道感染に移行したり,結膜炎を起こす例もある.

 RSウイルスやパラインフルエンザウイルスによる感染は,成人ではきわめて軽症であるが,乳幼児の初感染例では下気道感染や肺炎に移行することも多く,注意を要する.

 いずれのウイルスでも,加齢に伴って感染を繰り返すたびに症状・所見は軽度となり,無症候性となることが多い.


2.咽頭炎 

 鼻炎症状や下気道症状よりも咽頭症状が強い型であり,咽頭痛や時に嚥下痛を伴う.咽頭粘膜の腫脹・発赤のほか,咽頭後壁や扁桃に灰白色の滲出物,咽頭後壁リンパ濾胞の腫脹・発赤を認めることがある.全身症状はやや強く,発熱を伴う.アデノウイルスが最も多いが,細菌二次感染例ではレンサ球菌の関与が多い.

下記二つの特殊型がある.

1)ヘルパンギナ:
 高熱で発症し,咽頭粘膜(軟口蓋,特に前口蓋弓)に数個〜十数個の直径1〜2mmで灰白色の粘膜疹(丘疹→水疱→潰瘍と進展する)およびその周囲に紅暈が出現することが特徴である.

2)急性リンパ結節性咽頭炎:
 咽頭所見はヘルパンギナと似るが,粘膜の丘疹は潰瘍にまで進展せずに治癒するのが特徴である.


3.咽頭結膜熱 

 発熱,咽頭炎,結膜炎を3大主徴とし,アデノウイルス3型による例が多い.悪寒,頭痛,発熱で発病,せき,鼻汁もあるが,咽頭痛とともに咽頭粘膜の発赤,扁桃の発赤・腫脹,咽頭後壁リンパ濾胞の発赤・腫脹,頸部リンパ節の腫脹・圧痛などの咽頭炎の所見が強く,眼痛,眼灼熱感,羞明,流涙,眼脂などの濾胞性結膜炎の所見も強い.


4.クループ 
 喉頭病変が強く,発熱とともに嗄声,犬吠様のせきが出現する.重症例では呼吸困難,チアノーゼを呈するが,小児に多く,パラインフルエンザウイルスの例が多い.




■検査所見


血液検査:
 白血球数(WBC)やCRPは上昇しない.WBCはむしろ減少傾向,細菌二次感染例では増加する.


 ウイルスの分離と血清抗体価の有意上昇の確認はかぜ症候群の確定診断に不可欠であるが,ウイルス分離と血清抗体価の確認には最低でも5〜7日を要するので,現時点では臨床的に診断せざるを得ない.結局,診断は,症状・所見を総合した臨床診断によるが,今後は,ウイルス分離や抗原検出を迅速に行う病原診断を行うべきであり,分子生物学的診断の進歩も期待される.


 膿性痰が出現するなどの徴候で二次的細菌感染が疑われるときは,一般細菌の分離培養やさらには薬剤感受性検査を積極的に行う.




■鑑別診断


 鑑別すべき疾患には細菌性扁桃炎,細菌性気管支炎,異型肺炎,細菌性肺炎などがある.細菌感染では膿性痰,白血球数増加などが鑑別の目安となる,異型肺炎はマイコプラズマやクラミジアが関与するので,ウイルス感染と同様に,検査成績があまり動かずに臨床症状や身体所見が強いため,慎重に鑑別する.




■治療の基本方針

 抗ウイルス薬はいまだ不十分なので,対症療法(解熱・鎮痛薬,非ステロイド性抗炎症薬,蛋白分解酵素製剤)が基本である.含嗽薬,鎮咳去痰薬,抗ヒスタミン薬を考慮する.一般療法(安静,保温・保湿,栄養補給,脱水予防,入浴制限)も重要である.


 小児において,溶連菌感染の疑いが強い例は咽頭培養後,10〜14日間、ペニシリン系抗生物質投与を要するする.


 成人で,膿性痰の出現など細菌感染の可能性が強い例は培養を行い,基本的にはβ-ラクタム薬,慢性呼吸器基礎疾患保有例はニューキノロン薬を投与する.


 乳幼児,高齢者,妊婦,慢性呼吸器疾患・心疾患・糖尿病保有例などは細菌二次感染から肺炎を起こして重篤となる例があり,注意が必要である.
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